布端を針板の案内線や押えの端に合わせて縫い進めることで、布送りの歪みを防止し、仕上がりがきれいになります。
【ポイント】
・目線は、針が落ちるところではなく、布端に合わせる
・ステッチガイドを使用する(※ 一部使えない機種があります)
知っておくと便利なミシンの使いかたや、縫いかたのコツを紹介しています。
「裁ち目かがり」とは?
布端の裁ち目から糸がほつれないように処理する方法です。
裁ち目かがりの縫い模様は「ジグザグ縫い」「点線ジグザグ縫い」「オーバーロック縫い」などがあり、素材や用途により使い分けが可能です。
【ポイント】
・縫いはじめる前にプーリーを回し、針の位置を布端に落ちるように調整する
・縫いはじめて布端が左側に引っ張られる場合は、上糸調子を少し弱める
・端縫い(縁かがり)押えを使う
(※ 一部使えない機種・模様があります)
ジグザグ縫い
裁ち目かがりの最も基本的な縫い模様です。
※ 端縫い(縁かがり)押えが使用可能です。
(一部の機種を除く)
点線ジグザグ縫い
普通地や伸縮地などの裁ち目かがりに使用します。
※ 端縫い(縁かがり)押えは使用できません
オーバーロック
地縫い(2枚の布地を縫い合わせること)と裁ち目かがりを一度にするときに使用します。
※ 端縫い(縁かがり)押えが使用可能です
※ 模様が搭載されていない機種があります
布送りがうまくいかない場合は、縫う素材に合わせてミシンの設定やちょっとした工夫をすることで縫いやすくなります。
ビニール素材・皮・ベルベットなどのすべりが悪い布地
【ポイント】
・縫い目長さはあらく、ゆっくり縫う
・薄い紙を敷いて、布地と一緒に縫う
・専用押えを使用する
縫い目の長さをあらくして、ゆっくりのスピードで縫います。
生地をゆっくり大きく送ることで、生地が進みやすくなります。
※ ご使用の機種によっては調整方法が上記と異なる場合があります。その際はお手元の取扱説明書をご確認ください。
ハトロン紙などの薄い紙や水溶性シートを布の上や下に置いて一緒に縫うと、生地が進みやすくなります。
※ 縫った後に紙を取り除いてください。
→水溶性シートはこちら
押えに付いているローラーで生地を送りやすくするローラー押えや、押えと送り歯ではさみながら生地を送る上送り押えなども使用できます。
※ 機種・素材・縫い模様によってはご使用いただけない場合があります。
→ローラー押えはこちら
→上送り押えはこちら
布端を針板の案内線や押えの端に合わせて縫い進めることで、布送りの歪みを防止し、仕上がりがきれいになります。
【ポイント】
・目線は、針が落ちるところではなく、布端に合わせる
・ステッチガイドを使用する(※ 一部使えない機種があります)
ステッチガイド
布端をステッチガイドの縁に沿わせて縫うだけで、お好みの縫い幅でまっすぐ縫えます。