ボビンには様々な種類、サイズがあり、メーカーや釜の種類によって使えるものが異なります。
ご使用のミシンにあったボビンを使わないと、糸調子がとれなかったり、糸がらみの原因になりますので、必ずミシンに合ったものかご確認ください。
知っておくと便利なミシンの使いかたや、縫いかたのコツを紹介しています。
お役立ち情報
針板の目盛り表示について
縫うときに生地を置く針板(はりいた)には、線と数字が入っています。
一定の幅でまっすぐ縫うためのガイドとして便利です。
針板の線と数字は、「針穴の中心からの距離」を表しています。
一定距離でまっすぐ縫うためのガイドにもなります。※目盛り表示がない機種もあります。
※針が穴の中心に下りない機種もあります。
- 整数表記の単位は「ミリメートル」です。
「10」は針穴の中心からの距離が10mmになります。
- 分数表記の単位は「インチ」です。
「1/2」は針穴の中心からの距離が1/2インチ(約1.27cm)になります。
ミシンにあったボビン選び
ボビンの種類
- 水平釜の場合
- ・プラスチックボビン
・家庭用水平釜の全回転用
・幅20.5mm、高さ11.5mm
- 垂直釜の場合
- ・金属ボビン
・家庭用垂直釜の半回転用
・幅20.5mm、高さ11.5mm
針基線について
針基線とは、直線縫いのときに針が下りる位置のことです。針板の針穴に対して左端に下りるミシンは左基線、真ん中に下りるミシンは中基線といいます。
左基線は針穴に布が巻き込まれにくいため、薄地縫いに適しています。
針基線の変更ができるミシンは、基線を右端や左端に変更できます。布地を動かして針位置に合わせるのではなく、縫いたい位置に針を移動することができます。
注油をする場所
釜の掃除をしたときに釜に油を差すことで、動きを滑らかにし、さびを防止できます。
注油前にご確認ください
・ミシン油以外の油を使用しないでください。
・油の量はごく少量(1滴程度)にしてください。油が多すぎると生地や糸が汚れる原因となります。
・釜以外の部分には、あらかじめ粘度の高い油が塗ってあるため、注油する必要はありません。
水平釜の場合
ほこりを取り除いた後、釜のふち、釜の中心あたり(写真の箇所)にミシン油を1滴差します。
垂直釜の場合
ほこりを取り除いた後、大釜のふち、釜の中心あたり(写真の箇所)にミシン油を1滴差します。